梅雨入りしてから天候が不順になってきました。

 その晴れ間をみて、なんと3年以上ぶりに市営のプールに、なんとなんと一人でクロスバイクに乗って行ってきました。

 私の住む市では、障害者手帳を持っていると、公共の施設のほとんどが無料になります。(ちなみにバスは正規の料金となっています)


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これってカミングアウトかな?


 今回なぜ「水泳」を運動として選び、行ったかというと、今まで私がブログ内で話していた「両親から強制的にやらされていた運動クラブ」=「水泳」だったからです。あっ、これって「カミングアウト」かな?

 実は、正直言って、今までブログの中で「水泳」を「運動クラブ」と書くことが、私の中では「苦痛」でした。
 最初から「運動クラブ」ではなく「水泳」と書いていればよかったのですが、こればかりは書きたくても、苦痛でも、ブログを始めた頃の私には「水泳」と書く勇気がありませんでした。

 今になって「水泳」と書けるようになったのは、時間が解決してくれたということもありますし、いつまでも「水泳」=「両親の呪縛」に取り憑かれていてもいけないですし、何よりも私は今の主人との生活を大切に育てていきたい気持ちが強く出てきているので、カミングアウトをしました。

私と水泳とアダルトチルドレンと


 幼少期から、ずっと「水泳=両親』に縛られ、結婚してもその呪縛から逃れられなくて、結局のところ、私はアダルトチルドレンになっていました。

 それを教えてくれたのは、主人でした。
 私に一番接していて、近くにいる主人だからこそわかったことだったのでしょう。
 主人の心の中で「アスペ子は、なんだか変なところがあるぞ?」との思いから始まったそうです。当の私が「普通のこと」と思っていたことが、主人から見ると実は「変なこと」であったというのは日常茶飯事だったそうです。

 ですので、新婚当初は喧嘩も多かったです。
 アスペルガー症候群とアダルトチルドレンを併せ持った私ですから、主人との会話が、成り立たないのは当然です。
 主人から「アスペ子は、あー言えば、こー言う。だから、でも・・そればかり言って、人の批判しかしない。まず否定から入っていくんだよ」と、よく言われました。(今でも言われることがあります)
 そのくらい私の中に深く、根強くアダルトチルドレンがこびりついていました。

アダルトチルドレンの発端と打破のきっかけ


 アダルトチルドレンになった発端は育った環境にあるわけですが、その中に「水泳」もありました。

 私は、つい最近まで水泳が大嫌いでした。
 アスペルガー症候群的な言い方になりますが「泳ぐこと・教えることは好きだけど、水泳は嫌い」なのです。

 嫌いなのにもかかわらず、今回、なぜ私自ら主人に「泳ぎに行きたい。行ってもいい?」と聞いたのは、簡単に言うと「現状打破」です。

 アスペルガー症候群は治らないのは仕方ないにしても、アダルトチルドレンは治るものです。その方法は人それぞれで、私の場合はなんだろうと、毎日のように考えて、考えて、考えてみました。

 しかし、答えは見つかりません。誰かが教えてくれるものでもありません。自分で気がつかなければ、自分の心が真から変わらなければ治るものではありません。

 特に今年に入ってからの私は、主人に対して「私はバカだから」「私にはわからない」と、いつも口癖のように現実逃避の言葉を投げかけていました。主人はその度に、心を痛め、苦しみ、悩んでいました。

 つい先日も、主人は苦痛のあまり、セニランを多飲していました。
 私はその姿を見て・・・「私はこのままではいけないな」と・・・正直に言うと「なんとなく」思いました。

 主人の姿がきっかけだったのか、心療内科の先生が以前「泳ぎには行っているの?」と聞いてきたからなのかはわかりませんが、私はふと「泳いだら何かがわかるかもしれない。わからないかもしれないけど、とにかく水の中に入ってみたい」と、漠然と思いました。

水の世界は清らかだった


 当初は、私が住んでいる市の中でも一番大きくて設備も整っているプールに行こうと考えていました。
 と言うのも、泳ぎに来ている人たちが、皆「泳ごう」と言う気持ちで泳いでいるので、アスペルガー症候群の私には一番、都合の良い場所なのです。
 しかし、このプールまで行くにはクロスバイクでも少々時間がかかることと、50m プールなので水が冷たいことが私には難でした。

 そこで、今まで行きたくないなぁと思っていた、家から一番近い市営のプールに行くことにしました。クロスバイクで片道15〜20分で行けるプールです。

 なぜ行きたくないかと言うと・・・まず施設の規模が少々小さい(空間が狭い)ことと、たくさんの人(特に高齢の方)が複数のグループになって泳ぎに来ていることが、私にはネックでした。(アスペルガー症候群の私には、少々耐えなければいけない面があるプールでした)

 しかし、良いところもあり、プールの水温が高めで暖かいこと、場所は別になりますが、障害者用のプールがあるので障害者の方が多いこと、アクアビクスという水中運動を無料でやっていることなどが、私にとってプラスに働いています。


 早速開館時間に間に合うように家を出て、市営プールに行きました。
 受付に障害者手帳を提示して「プールを利用したいのですが」と伝えたところ「大人 女性」と書かれた1回限りのフリーパスカードをくれました。

 そのカードを機械に入れ、着替え、いよいよプールに入りました。

 プールに入って何をしようか決めていたのですが、入った途端に思わず「冷たい!」と言ってしまいました。周りの人たちも皆、口を揃えて「今日はやけに水が冷たいわね!」と言っています。

 プールに入った瞬間から出鼻をくじかれたような感もありますが、ここでそう思っては元も子もないので「まぁしゃーないなぁ・・今日は水中歩行がメインだから順々に水に浸かっていけばいいや」と思い、水の中を歩き始めました。

 1周目、2周目、3周目・・・周回を重ねるごとに歩幅を広げたり、水をかく手に力を入れたりして、今の自分の水に対する具合を感じながら歩きました。

 次に泳ぐことも考えたのですが、やはり冷たい水にはかなわないことと、最初から飛ばしては良くないと思い、水中歩行の一角にある、直径15m くらいの丸いプールで女性が泳ぎの練習をしているのを見かけ、そこでクロールのバタ足をする事にしました。

 プールには常に動いている1周60秒の時計があったので、それを見ながら30秒間壁バタ足キックをして、30秒間その場ジャンプを1セットとして、10セット以上やりました。

 どこのプールも休憩時間を設けていると思いますが、ここの市営プールは「50分遊泳+10分休憩」で、ちょうど休憩時間になったので、今回の水泳はこれで終了にしました。


 その後は、シャワーを浴びたりサウナで乾かしたりして、帰り支度をしました。
 私は支度をしながら「うわぁ、3年以上ぶりにプールの中に入ったけど、最初から50分も水の中にいたよ!」と、我ながら驚いていました。

 そして脳裏に浮かんだのは、天井から降り注がれた太陽の光とキラキラと光るプールの水でした。(ここの市営プールは所々天井がガラス張りになっていて、天気が良いと太陽の光が入ってきてとても明るくなります)

 今日に限って冷たかったプールの水は清らかで、太陽の光が降り注ぐとキラキラと光り、その真下で壁バタ足キックをしていた私。気持ちが良くて、嬉しくて、楽しくて・・・なんとも言えない私だけの空間ができていました。

 「そうなんだよな、泳ぐって、水って、気持ちが良いんだよな・・・」

ハラハラドキドキ?の主人と余裕の私


 市営プールを出る前に、受付でカードをくれた人に挨拶をして、主人に帰宅する旨のメールをしました。そして、クロスバイクでノンビリと帰路につきました。

 帰宅後、主人が「どうだった?」と聞いてきたので、私は「疲れた〜」と答えました。主人は心配そうな顔をしています。そこで私は言葉足らずだったと反省し、言い換えました。

 「本音は疲れたけど、楽しかったよ!」

 主人はニッコリと笑い「また行っておいで」と言ってくれました。
 私もニッコリと笑いながら「うん!」と答えました。

 確かに3年以上ぶりの水泳は身体には疲労感がありました。でもそれ以上に楽しくて、嬉しくて、また行きたい!という気持ちになりました。

 今はまだ再開し始めたばかりなので、今日行ったプールで身体のリハビリをしながら水慣れをして、いずれは市で一番大きい市営プールに行って本格的に泳ぎたいと考えています。

 0% からいきなり100% に持っていったら身体も心も壊れてしまいます。
 今はまだ 0〜5% くらいの身体と心なので、慌てず焦らず、私を追い立てるものは何もないのですから、ゆっくりと100% に持って行こうと思っています。


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